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台形の家
敷地は大規模開発により分譲がなされた住宅地のなかの一角にあり、街区の中の北東の角に位置する。
分譲計画は、アクティビティーを誘発すべく、随所に遊歩道や空き地が計画されている。
特に遊歩道などに面した区画ではないが、計画の意図を汲み、敷地における配置計画に取り入れるよう考えた。
二層のボリューム部分を交差点に対し斜めに配する事によりアクセス方向に対し柔らかく迎え、またその余地を利用し駐車スペースとした。突出した水廻りと斜めラインとの余白部分は東側道路に対するよどみ空間となり、様々な行為を誘発する。
内部空間では、斜めラインの鋭角部に三角形の吹き抜を儲け、上下階を繋ぐことにより、内部のワンルーム化を計っている。ダイニングやキッチンにいながらにして、二階で遊ぶ子供達の気配を感じることができる。また、南側に設けた窓群と吹き抜部から多くの日差しを取り入れることにより、冬場でも暖かく快適に過ごすことができる。


所 在 地  群馬県太田市
構   造 木造在来工法
敷地面積 263.54u
建築面積  78.20u
延床面積 122.34u
施   工 井上建築
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