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大きな樹が残る林などが点在する郊外の閑静な地域であるが、南と東に建設会社の残土が積まれ、半分囲われたような敷地である。
生活地盤を少し高く設定することにより、残土の山を越え、視界はその先の木々へと向く。
少し距離をとり、下がったリビングには中庭状に囲われた前庭から陽や風が入り、部屋の一部のようなそのスペースの上部は、近くて遠い林と繋がる。
ヴォリュームにはさまれた路地は生活地盤の上に造りだされた事により、内部と同等の存在として外部的要素を内部へと繋げる。
この家にとっての外部とは、地盤の高さによって決まってくるのではないだろうか。


所 在 地  群馬県太田市
構   造 木造在来工法+一部RC造
敷地面積 581.76u
建築面積 112.26u
延床面積 103.56u
構造設計 鈴木啓/A.S.Associates
施   工 +KRM
写   真 鳥村鋼一
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