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敷地は、畑の中に数件が寄り集まっている集落の中の農家住宅の一角である。かなり古くから存在していた納屋を取り壊し、空いたスペースに若い世帯のための家を建てる計画である。すでに長く住んでいる両親の家の前での生活を気兼ねなく営めるよう、大きなボリュームと小さなボリュームを繋ぐH型のプランとした。
母屋に面する大きな屋根を持つ二層のボリュームは母屋からの視線を遮り、小さなボリュームとの間に生まれた中庭を包み込んでいる。リビング前の中庭は、一段高くなった和室に床の高さを合わせてあり、床座の和室とは一つながりになり、リビングとは視線を近づけることにより一体感を感じることが出来る。内外の感覚があいまいになった中庭はより生活に寄り添った場となっている。
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所 在 地 群馬県太田市
構 造 木造在来工法
敷地面積 321.00u
建築面積 86.97u
延床面積 125.87u
構造設計 鈴木啓/A.S.Associates
施 工 Omunibus inc |
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