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大原の家

ご要望はインナーガレージのあるコートハウス。
新たに開発分譲された街区の北西に敷地は位置し、西と北に畑が広がる。
周囲からの視線を気にされてのコートハウスである。
大きな中庭を西側中央に配し、これを挟むようにヴォリュームを2つに分け、北側を水廻りやリビング、ダイニング、南側を寝室や子供室などの個室群としている。
中庭の東側にはエントランスを兼ねる土間が位置し、2つのヴォリュームを繋ぐと同時にインナーガレージからの続きの間となり、閉塞しがちなガレージに中庭まで続く広がりを造りだしている。

光や風を運び入れる中庭は、時に天井の無い部屋となる。
それぞれの場に挟まれた中庭は、人が行き交い視線が交錯する事により様々な行為のきっかけとなる。活動的な場として、また家族の憩いの場として。


所 在 地  太田市大原町
構   造 木造在来工法
敷地面積 280.90u
建築面積  95.23u
延床面積 114.77u
構造設計 桑子亮/桑子建築設計事務所
施   工 岡村建業
写   真 鳥村鋼一

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