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只上の家


敷地は郊外の幹線道路から少し入ったところに位置し、畑が大半を占め、特に積極的に開発が進められてはいないような地域で、南側に整備されていない水路を持つ。
水路の対岸は隣の家が近接しており、周囲に開くことは望まれず、かといってまるっきり閉鎖してしまうほどの環境ではない。
北側と南側にヴォリュームを分け、間に吹き抜を内外に設け、上部に大きな開口を置くことにより光を上から取り入れ、プライバシーを確保しながら光や風を建物奥へと取り込んでいる。
外部の吹き抜であるデッキテラスに対してはこれを囲うように、リビング、土間、書斎、主寝室が接し、横に縦に広がり、程よい距離感を造り出している。
デッキテラス、内部土間を合わせ中央部分は中庭的機能をもち、北側と南側を繋いでいる。
南側に位置する水廻りは、活動的な野球少年達の野球着を心置きなく干せる場として、陽を多く入れられる南面に展開しおり、家事のストレスを減らすと共に、多くの時間を過ごすリビングやダイニングのバッファーゾーンとなっている。

所 在 地  太田市只上町
構   造 木造在来工法
敷地面積  406.97u
建築面積  133.02u
延床面積  123.88u
構造設計 桑子亮/桑子建築設計事務所
施   工 潟Iムニバス
写   真 鳥村鋼一

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